会誌「電力土木」

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報告 火力

新仙台火力発電所の PC-LNG タンクの設計

 

小野 雅毅

東北電力(株) 青森支店 電力流通本部 土木統括リーダー 

和田 宙司

東北電力(株) 土木建築部(火力原子力土木) 主査

堀見 慎吾

東北電力(株) 新仙台火力発電所建設所 土木建築課

概 要 

新仙台火力発電所では,運転開始から約40年が経過している既設 1, 2 号機の経年化を踏まえて,1, 2 号機を撤去し,新たに LNG を燃料としたコンバインドサイクル方式の発電設備である 3 号系列(合計出力98万 kW)にリプレースする工事を実施中である。このうち,LNG 貯蔵設備としては,当社で初めて PC 構造の地上式 LNG タンクを採用している。本稿では,PC-LNG タンクで実施した鉛直 PC テンドンの省略,鉛直載荷試験による杭本数の低減等の合理化,温度ひび割れ対策等の設計概要について報告する。
 

キーワード:LNG タンク,合理化,試験杭,地盤改良,PC テンドン,温度ひび割れ

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