安田 浩二
東京電力(株) 鹿島火力建設所 土木グループ
古川園健朗
東京電力(株) 鹿島火力建設所 土木グループ
鬼束 俊一
東京電力(株) 鹿島火力建設所 土木グループ グループマネジャー
概 要
鹿島火力発電所 7 号系列増設工事において,取放水管工事を実施中であり,総延長が約3.7 km と非常に工事量が膨大である。取放水管の設計は,コスト削減を実現するために,最小管厚を指向し,2 次元 FEM 解析や 3 次元フレーム解析による管厚設計により合理化を図った。特に,取放水管の管厚決定要因が管周囲の埋戻し材料の剛性に依存するため,直管部は流動化処理土,曲管部には貧配合コンクリートによる埋戻しを行い,最小管厚を適用可能とした。本稿では,最小管厚を実現した鹿島火力発電所 7 号系列取放水管の設計概要について報告するものである。
キーワード:取放水管,FEM 解析,フレーム解析,流動化処理土,貧配合コンクリート,地盤剛性,コスト削減
ホームページ上では、「概要」のみを掲載しております。