森 遼太郎 九州電力? テクニカルソリューション統括本部 土木建築本部 耳川水力整備事務所 流域総合技術グル─プ
大塚 海斗 九州電力? テクニカルソリューション統括本部 土木建築本部 土木建築技術センター ダム技術グループ
北郷 雄一 九州電力? テクニカルソリューション統括本部 土木建築本部 耳川水力整備事務所 流域総合技術グル─プ 副長
耳川水系では,2005年台風14号による未曾有の災害を契機に,山地から海に至る流域全体での総合的な土砂管理が実施されている(耳川水系総合土砂管理計画)。九州電力?は,同計画の中核的な位置づけとして,耳川の下流 3 ダムにおいてダム通砂を実施している。ダム通砂を行うにあたって,河川の土砂の動きが従来から大きく変化するため,河川環境への影響を分析・評価し,その結果をダム通砂運用計画に適切に反映させ,改善していくこととしている。本稿では,既往最大規模となった2022年台風14号出水に伴う,初の 3 ダム連携でのダム通砂によるダム下流の環境変化の分析・評価結果について報告する。
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