会誌「電力土木」

宇　　野　　浩　　樹　大成建設?　技術センター　課長
小　　林　　真 貴 子　大成建設?　技術センター　課長代理
畠　　中　　千　　野　大成建設?　土木営業本部　課長

　ALID/Win は，液状化に伴う地盤の残留変形量や構造物の変位量を静的に解析する 2 次元 FEM プログラムであり，河川堤防等の検討に広く用いられている。著者らは，本解析手法を汎用の 3 次元 FDM プログラム FLAC3D に導入することにより，液状化に伴って残留する各種変位量を 3 次元で簡易に解析するシステムを構築した。本報告では，解析手法のフローについて概説するとともに，格子状地盤改良に関するケーススタディに適用し，改良壁の間隔が液状化の低減効果と構造物の変位抑制効果に及ぼす影響について検討した。

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