会誌「電力土木」

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報告 研究

構造物および地盤の動的変位計測を目的とした GPS 自己相対単独測位法の実用化の検討

 

柏 柳 正 之 電源開発? 技術開発部 茅ヶ崎研究所 特任研究員 博士(工学)
清 水 則 一 関西大学 先端科学技術推進機構 特別任命教授,山口大学 名誉教授 博士(工学)
依 田 昌 宏 ?J-POWER ビジネスサービス 社会環境部

概 要 新しい振動計測法である GPS 自己相対単独測位法の実用化のために,GPS 衛星からの受信データと受信電波の観測位相から PC 上でビジュアルなインターフェースを介して動的変位を検出するプログラムを構築した。プログラムの妥当性は,振動実験のデータにより検証した。本手法は,地震時などに不規則に振動する構造物,また,計測の基準となる参照点の設定が難しい大型構造物の動的変位計測法として有効と考えられる。具体的には,中規模以上の地震時や暴風時などの非常時におけるダムなどの大規模発電設備の動的変位の検出,また,橋梁,タワー,高層建築物,さらに,風力発電設備などの大型構造物の常時振動計測などへの適用が期待される。

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