会誌「電力土木」

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技術情報

フライアッシュ埋立地盤の強度特性

 

山 崎 智 弘 東洋建設? 土木事業本部 総合技術研究所 鳴尾研究所 地盤環境研究室 室長
乾   徹   大阪大学 大学院工学研究科 地球総合工学専攻 教授   

概 要 石炭灰の埋立処分場は臨海部に位置し,跡地利用の観点からも重要な施設である。しかし燃焼させる石炭の種類や混合割合,埋立方法により地盤強度が異なり,その特性は明確ではない。本研究では,複数の石炭灰を用いて異含水比の埋立地盤の模擬供試体を作成し,最も密に埋め立て可能な含水比が灰ごとに異なることを確認した。長期養生した供試体の三軸圧縮試験を実施した結果,酸性率(塩基性酸化物に対する酸性酸化物の比率)が小さな石炭灰では 1 カ月程度で強度発現し,高酸性率な灰では 6 カ月経過時までは強度増加することを確認した。

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