会誌「電力土木」

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報告 研究

水力発電所における流氷雪対策に関する検討

 

水 野 秀 太 郎 北海道電力? 総合研究所 火力・土木技術グループ

概 要 積雪寒冷地における小水力発電所では,冬期間に河川内で発生する流氷雪が水路内に流入し,取水障害や水路内損傷の被害が発生する場合がある。これらの復旧には大幅な時間や多額の費用を要するため,発電所運用の懸案となるケースがある。この対策として,これまで流氷雪が水路内へ流入する前段で「検知」する監視システムの開発に取り組んできた。本検討では,取水口上流域における流氷雪の発生および流入を「予測」する技術を確立し,この「予測」と監視システムによる「検知」を併用することで,いち早く流氷雪の流入傾向を捉え,効果的な流氷雪流入対策に繋げることを目指している。本稿は,その検討状況の経過について報告するものである。

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