会誌「電力土木」

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報告 水力

玉川第二発電所新設工事における TBM による導水路掘削

 

保 坂 俊 輔 東北自然エネルギー? 小国水力建設所
菅 生 俊 樹 東北自然エネルギー? 小国水力建設所
星 野 貞 宏 東北電力? 秋田発電技術センター 土木課長

概 要 玉川第二発電所は,既設玉川発電所からの放流水と新たに設ける取水堰からの取水とを合わせた最大25.0 m3/s の水を導水路でヘッドタンクへ導き,最大14,600 kW の発電を行う水路式発電所であり,2022年10月に運転開始予定である。導水路延長は5,662 m あり,そのうち4,890 m を TBM(トンネルボーリングマシン)により掘削を行った。TBM は本来硬質な地山掘削に適している工法であるが,実際に掘削すると軟弱な地質が広く分布しており,軟弱地山区間の掘削に様々な対策を要した。本稿では,TBM で軟弱地山区間を掘削するために施した主な対策について紹介する。

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