会誌「電力土木」

　国土交通省では，ICT の全面的な活用の推進により，建設現場での情報化施工技術の導入が推し進められている。土工・舗装工等の工種においては，効率的な建設機械による施工や，出来形管理が行われ，出来形管理要領等も確立されている。しかしながら橋梁下部工事においての 3 次元計測データを活用しての出来形管理は確立されていないため，国土交通省では2021年度から ICT 構造物(橋脚・橋台)の試行を行っている。本報告は，ICT 構造物(橋脚工)の試行工事として，内製化により 3 次元点群データを活用した出来形管理を行った検証結果を紹介する。

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