会誌「電力土木」

　近年，短時間に非常に強い雨量強度の降水が頻発するようになっており，それに伴い，大量の土砂が河川に流入し，河道形状や河川の流れが大きく変化するような現象が確認されている(例えば2016年台風 7 号：十勝川水系 等)。このような大規模な土砂移動を伴う一次元河床変動予測を行う場合，従来は河道の流れを常流と仮定したものが基本であり，常流・射流が混在する現象に対する評価が困難であった。本稿では，今回新たに常流・射流混在河床変動解析手法を構築し，水理模型実験との検証解析および現地適用検討を行った結果を報告する。

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