会誌「電力土木」

目次へ戻る

報告 水力

蟹寺発電所 緊急制水システムの概要

 

高田直穂路

関西電力? 再生可能エネルギー事業本部 庄川水力センター 土木係

上林 祥訓

関西電力? 再生可能エネルギー事業本部 庄川水力センター 土木係長

 豪雨や地震などに起因する斜面災害の発生に伴い,水力発電設備の導水路をはじめとする水路工作物が損壊した場合,発電用水の流出による第三者への二次災害が懸念される。関西電力管内の神通川水系に位置する蟹寺発電所では,斜面災害による水槽の損壊(リスク)が懸念されるため,水槽水位低下と判断した場合などに緊急的に取水口制水ゲートなどを全閉し,直結水路で取水している上流発電所の発電機を停止させることで水槽への水の供給を停止し,第三者被害を減ずる対策(「緊急制水対策」という)を行った。本稿では,緊急制水対策に関する検討内容の結果と工事概要について報告する。

ホームページ上では、「概要」のみを掲載しております。

     
     
ページのトップへ