庄路友紀子
電源開発? 技術開発部 茅ヶ崎研究所 土木技術研究室 課長代理
重岡 優希
?J-POWER ビジネスサービス 社会環境部 社会情報システムグループ
清水 則一
山口大学 名誉教授
水力発電の管理範囲はダム貯水池およびその周辺斜面などを含めると広大な範囲に渡るため,それら全体をいかに効率的にモニタリングするかが課題である。本研究では,多大な労力を要するダム貯水池周辺斜面などを含むダム流域全域にわたる調査や変状把握を効率よく実施できるように,衛星 SAR(合成開口レーダ)の利用を検討する。本稿では,SAR データを用いた DInSAR 解析によってダム貯水池周辺斜面の変位分布およびその推移を求め,ダム流域の点検・監視への SAR の適用可能性と課題について考察する。
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