会誌「電力土木」

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報告 水力

非破壊検査による鋼構造物の強度評価手法に関する報告(第一報) ―室内検証による IIT 試験の計測条件の整理―

 

松岡 賢樹

関西電力? 水力事業本部 水力エンジニアリングセンター 国内水力グループ

佐藤 智彦

関西電力? 水力事業本部 水力エンジニアリングセンター 国内水力グループ 副長(耐震)

谷上 雅人

?KANSO テクノス 土木技術部 土木エンジニアリンググループ リーダー

西出 知史

日鉄テクノロジー? 富津事業所 材料ソリューション部 強度特性評価室 主査

 水力発電設備において,供用中鋼構造物の実強度を計測することは,引張試験用の試験片を採取するための大がかりな仮設備の準備や試験片採取による構造物の耐力低下等が懸念されるため,非常に困難である。一方,非破壊的計測により実強度を評価する手法はいくつか提案されているが,本稿においては,試験機器先端の圧子の押込み荷重と押込み深さの関係から実強度を評価する Instrumented Indentation Technique(以下,IIT 試験という)と呼ばれる手法を用いた供用中鋼構造物の実強度評価手法について,室内検証により計測条件の整理を行った結果を報告する。

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