会誌「電力土木」

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報告 水力

黒川第一発電所に係わる灌漑用水復旧工事を通じた地域との信頼関係構築に向けた取組み

 

松葉 洋介

九州電力? 水力開発総合事務所 技術部 立野地区土木グループ

冨岡 孝仁

九州電力? 水力開発総合事務所 技術部 立野地区土木グループ長

黒田 泰光

九州電力? 水力開発総合事務所 技術部 立野地区土木グループ

 黒川第一発電所は2016年(平成28年)4 月に発生した熊本地震により甚大な被害を受け,現在も発電を停止している。灌漑用水路は黒川第一発電所の導水路を介しており,大規模斜面崩壊となった数鹿流(すがる)崩れにおいて水路基盤ごと流出・損壊したため早期復旧は極めて困難であった。この状況下で地元は農業再開及び生活再建の観点から灌漑用水の早期供給を南阿蘇村及び当社に強く要望した。これを受け当社は長年地元と共存した発電所の地域共生及び発電所復旧に向けた地元合意の観点から灌漑用水復旧工事を行った。本稿では,背景,計画及び実施結果について報告する。

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