会誌「電力土木」

　北陸電力?馬場島発電所は昭和38年(1963年)運開以来57年が経過し，各設備の老朽化により全面改修が必要となった。当該地点は，冬季(12月〜4 月)積雪のため休工となることが想定され，工事期間が長期にわたることから，水車・発電機の取替に併せて土木設備を含めた総合的な改修を行うこととした。特に導水路設備は，洗堀，クラック，漏水等の変状が水路全般にわたって分布していることから，計画の策定においては，経済的かつ効率的な改修計画の策定を行った。本稿では，馬場島発電所大規模改修工事の計画，設計及び施工の概要について報告する。

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