会誌「電力土木」

　生コンクリート受入れ時に，施工性が劣る硬いコンクリートを排除して，初期欠陥を未然に防ぐことを目的として，コンクリートの全量受入れ管理手法の開発に取り組んでいる。本手法は，アジテータ車のシュートを流下するコンクリートの動画像を取得・分析することで，施工性の適否を判定するシステムである。本システムにより，現場に監視員を配置しなくても，搬入されるコンクリートの全量について，受入れ管理・検査を行うことが可能となり，構造物の品質を確保しつつ，遠隔臨場による省人・省力化の実現を目指している。

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