会誌「電力土木」

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報告 水力

UAV グリーンレーザ測量を用いたダム貯水池の地形計測

 

神谷 知幸

関西電力? 技術研究所 土木技術研究室

有光 剛

関西電力? 水力事業本部 水力エンジニアリングセンター 国内水力グループ 土木課長

 本検討では,ドローン(UAV)に搭載したグリーンレーザスキャナの堆砂状況調査への適用性評価を目的として,ダム貯水池において地形の面的な計測を行った。取得した水深データからは,浅瀬や澪筋を含む貯水池内の面的な地形を詳細に把握することができた。また,得られた地形は,同時期に実施した深浅測量(音響測深)の結果とほぼ同じであり,同一地点の水深データを比較しても測量方法による差異は小さいことを確認した。本検討により,貯水池の透明度が高く水深が浅いという条件下ではあるが,UAV グリーンレーザ測量は,貯水池内全域の面的な地形データを音響測深と同程度の精度で取得でき,2018年に実施した航空レーザ測量とも同程度の測量精度であることを確認した。

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