会誌「電力土木」

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特集:新エネルギー・再生可能エネルギー 研究

再生可能エネルギーを導入促進するレドックスフロー電池システムの実証試験装置の開発

 

永山 智之

西松建設? 新規事業推進部 担当課長

鶴田 大毅

西松建設? 新規事業推進部 課長

伊坂 久

LE システム? 取締役

 地球温暖化対策として政府は2030年度の電源構成で,再生可能エネルギー(以下再エネと略す)発電を22〜24%(2018年度実績;17%)とする計画を掲げている。再エネの導入促進には蓄電池導入が必須となるが,当社は耐環境性及び長寿命等の面でレドックスフロー電池(以下 RFB と略す)に着目し,2017年度より RFB システムの開発を継続している。この度,ソーラと RFB システムを組合わせた実証試験装置を開発した。本実証試験装置は FIT 契約電力以上のソーラ余剰電力を RFB に蓄電し,ソーラ発電電力を100%有効利用できる RFB システムであり,同時に再エネ発電の変動吸収やピークカット・ピークシフトその他の制御技術も開発した。今後は実証試験装置による評価結果をベースに量産化による原価低減を進め,災害時の非常電源,次世代のスマートグリッドやバーチャルパワープラント(VPP)等に応用できる RFB システムの実用化を目指す。


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