会誌「電力土木」

　東通原子力発電所では，2017年度にコンクリートの健全性を確認する目的で放水路の断水調査を実施した際，放水路躯体がイシマテ貝の影響により最大で深さ70 mm 穿孔されているのを確認した。そこで，2017年度からイシマテ貝による躯体の損傷調査を開始し，その結果をふまえて，2018〜2019年度にかけて放水路の修繕工事を実施した。本稿では，イシマテ貝による躯体の被害状況および放水路断面修復工事について報告する。

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