会誌「電力土木」

　竹原火力新 1 号機設備更新工事は，石炭を燃料とする既設竹原火力発電所 1〜3 号機のうち，運転開始から約50年が経過した 1, 2 号機を同容量の最新鋭石炭火力発電設備(新 1 号機)に更新するものである。このうち，復水器冷却水設備の一部である取水口および取水管路を新設する取水口・取水管路工事は，取水口の製作・据付，並びに陸上および海上での取水管路の据付を主要工種とし，土工およびコンクリート工等の施工を行った。本稿では，国内の火力発電所の取水管路で初めて採用した耐圧ポリエチレンリブ管の施工をメインに，工事全体について報告する。

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