会誌「電力土木」

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報告 火力

竹原火力新 1 号機設備更新工事 国内初となる大口径耐圧ポリエチレンリブ管の取・放水管路への適用

 

岡   崇

電源開発? 原子力技術部 原子力土木室 (前 土木建築部 土木技術室 海洋・港湾設計タスク) 課長代理

渡邊 若臣

ダイプラ? 営業本部 土木設計部 担当課長

吉岡  健

電源開発? 土木建築部 土木技術室 海洋・港湾設計タスク 総括マネージャー

 近年,中小水力発電用水圧管路などで適用が広がっている樹脂管のうち,大口径 φ3,000 mm の耐圧ポリエチレンリブ管(PE リブ管)を大型火力発電所の取・放水管路としては国内で初めて採用した。採用にあたり,水理設計で必要となる経年時の粗度係数及び生物付着代を 2 年間の浸漬試験によって評価した。併せて,内圧に対するリブ効果確認試験及び周辺地盤負担率の評価によって,PE リブ管を適用可能な内圧が最大30 m 程度となることを示した。海底管路に対しては,リブ内に海水を注水しかつカウンタウェイトによって施工時の安定性を確保することとした。PE リブ管の適用によって,特に除貝清掃等メンテナンス費の削減が期待される。

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