塩竈 裕三
(一財)電力中央研究所 地球工学研究所 構造工学領域 上席研究員
ラジアルゲート開閉時には,支承部の摩擦抵抗によって脚柱に曲げモーメントが生じる。脚柱の曲げモーメント分布の設計式には支承部近傍の補剛板や脚柱間連結部材といった補剛形式の差異が考慮されておらず,設計式による分布と実際の分布とのかい離が指摘されている。本研究では,補剛板の長さ,脚柱間に配置される斜材本数が異なる 5 体の脚柱試験体に対して載荷実験を行い,補剛形式の差異が脚柱の曲げモーメント分布に与える影響を明らかにした。また,この影響を考慮可能な骨組み解析手法を提案し,実験結果との比較によりその適用性を示した。
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