会誌「電力土木」

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技術情報委員会だより

技術情報委員会現場見学記 〜熊本325号災害復旧 阿蘇大橋上下部工事の紹介〜

 

1. はじめに
 我が国は,世界でも有数の地震大国であり,全世界で起きる地震の10〜15%は日本周辺で発生し,さらにマグニチュード6.0以上の大地震に限定すると,実に総数の約20%に及ぶことが知られている。このため,これまでに数多くの地震により幾度も深刻な人的・物的被害を受け,災害復旧に尽力してきた歴史がある。
 2016年 4 月に発生した熊本地震では,最大震度 7 を観測する地震が 2 回(前震:4 月14日 マグニチュード6.5,本震:4 月16日 マグニチュード7.3)発生した。また,最大震度 6 弱以上の地震も 5 回発生するとともに,過去の直下型地震と比較しても,長期にわたって規模の大きな地震が頻発したことが特徴的である。この地震により,多くのインフラが被災し,阿蘇地域一帯で道路網が寸断され,地域住民の生活や避難,物資輸送に多大な影響が発生した。

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