会誌「電力土木」

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報告 原子力

海洋レーダによる津波予測における AI 技術の適用

 

横洲 弘武

中部電力? 原子力安全技術研究所 研究副主査

田中 良仁

中部電力? 電力ネットワークカンパニー 送変電技術センター 土木建築グループ グループ長

加藤 勝秀

中部電力? 原子力土建部 調査計画グループ 主任

 浜岡原子力発電所では津波を早期に検知し,予測することを目的に発電所 5 号建屋屋上に海洋レーダを設置している。海洋レーダでは前面海域における視線方向流速を広範囲かつ連続的に得ることができる。一方,当研究所では,津波リスクの観点からこれまで数千ケースの津波の数値シミュレーションを実施しており,データベース(ビッグデータ)を構築している。AI はビッグデータの分析を得意とするため,海洋レーダによる津波流速画像の情報から浜岡原子力発電所に到達する津波を予測できないか検討を行った結果,一定の精度で津波の予測が可能であることが確認できた。

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