会誌「電力土木」

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報告 原子力

東北地方太平洋沖地震のライズタイムに着目した津波インバージョン

 

加藤 勝秀

中部電力? 原子力本部 原子力土建部 調査計画グループ 主任

森  勇人

中部電力? 原子力本部 原子力土建部 調査計画グループ 副長

永松 直樹

中部電力? 原子力本部 原子力土建部 調査計画グループ 主任

 Mw9 クラスの地震による津波の評価において影響の大きいライズタイム(断層面のある場所ですべりが継続する時間)に着目して,2011年東北地方太平洋沖地震(Mw9.0)を対象とした津波インバージョンを実施し,津波観測記録を再現するライズタイムを検討した。その結果,東北沖地震のライズタイムとしては150 s〜200 s 程度が最も適切であるとともに,ライズタイムを内閣府による南海トラフの最大クラスモデル(Mw9.1)と同じ設定(60 s)とした場合の津波インバージョンでは津波観測記録を再現できないことを確認した。本稿では,これらの検討結果について報告する。

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