会誌「電力土木」

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総説

平成30年 7 月豪雨による高梁川流域の被災状況と上流ダムの効果

 

前野 詩朗

岡山大学 大学院 教授

 平成30年 7 月 5 日から 8 日の梅雨前線による豪雨は岡山県,広島県,愛媛県など西日本各地で甚大な災害をもたらした。岡山県下では,特に高梁川の中流域より下流で複数箇所の堤防決壊や氾濫により多数の人命が失われるなど大きな被害が生じた。上流域に設置されている河本ダムや新成羽川ダムなどでは,ピーク流量を軽減するなどの洪水時の放流操作が実施された。本報では,本洪水で生じた高梁川流域の被災状況,被災要因を概説するとともに,上流ダムの効果について述べるものである。

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