会誌「電力土木」

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特集:高経年化対策,リニューアル その他

斜材点検ロボットのワイヤー点検への応用

 

原田 耕司

西松建設? 技術研究所 主席研究員

盛重 知也

西松建設? 土木事業本部 担当部長

伊藤 幸広

(大)佐賀大学 教授

 斜張橋の重要構造部材である斜材の点検では,人間が容易に近接目視出来ないため,斜材点検ロボットによる点検技術が開発されている。斜材点検ロボットは,これまでに総延長15,821 m の斜材の点検を実施しており,信頼性の高い技術となっている。斜材点検ロボットの点検できる斜材の直径は90 mm〜230 mm であるが,斜材点検ロボットを改造することにより,ワイヤーなどのより直径の小さい部材への応用が出来る可能性がある。そこで,ワイヤー用に改造した斜材点検ロボットを用いて,直径69 mm のワイヤーで実験を行った。実験の結果,ワイヤー用に改造した斜材点検ロボットは,斜材に比べ直径の小さいワイヤーの点検に応用できることを確認した。

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