会誌「電力土木」

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特集:高経年化対策,リニューアル その他

超高耐久なコンクリート(UFC)を用いた歩道橋「酒田みらい橋」―建設15年目の検証―

 

渡部 孝彦

大成建設? 技術センター 生産技術開発部 研究員

石井 祐輔

太平洋セメント? 中央研究所 企画管理部 研究員

池田 正行

前田製管? 技術開発本部 技術開発部 総括部長

 酒田みらい橋は,日本で初めて超高強度繊維補強コンクリート(UFC)が主要な構造部材に適用された構造物である。本橋においては,UFC の材料的な安定性と長期の耐久性を検証するために,2002年に供用を開始して以降,定期的に構造物の調査が実施されてきた。今回,2017年に供用後15年次の調査を実施した。調査の結果,UFC の高い耐久性が検証された。また,供用後15年経過時点でも未水和のセメントやシリカフュームが多く残存しており,これらの未水和のポゾランが長期的に反応することによって空隙が減少し,強度が増進していると考えられた。

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