会誌「電力土木」

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特集:高経年化対策,リニューアル 火力

石川石炭火力発電所 揚炭桟橋上部工の補修工事と今後の維持管理

 

藤本 俊彦

東亜建設工業? 本社 エンジニアリング事業部 シビルリニューアル事業室 担当課長

宮沢 明良

東亜建設工業? 本社 エンジニアリング事業部 シビルリニューアル事業室 室長

 石川石炭火力発電所の揚炭桟橋は,沖縄本島の東側に位置し,波浪の影響を受けやすく,気温が高いなどの温度の影響から常に激しい腐食環境に曝されている構造物である。桟橋上部工コンクリートには,建設後25年程度が経過した時点で,塩害劣化によるひび割れ,剥離・剥落などの変状が顕在化していたため,平成26〜30年度の 5 年間で上部工の補修工事が実施された。本稿では,補修工法に採用された乾式吹付け工法による断面修復工,および外部電源方式の電気防食工について,施工方法および留意点を示すとともに,当該施設での上部工コンクリートに対する今後の維持管理における点検手法の検討例を紹介する。

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