会誌「電力土木」

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特集:高経年化対策,リニューアル 水力

施工条件が異なる水力発電所における更新工事と仮設計画

 

川端 康夫

飛島建設? 土木事業本部 リニューアル統括部 部長

宮村 憲正

飛島建設? 首都圏土木支店 昭和電工秩父 RN 作業所 所長

谷  喜宣

飛島建設? 名古屋支店 昭和電工赤松 RN 作業所 所長

御幡 誠治

飛島建設? 名古屋支店 昭和電工大出 RN 作業所 所長

 昭和電工株式会社が保有する 6 発電所,2 取水所の更新工事を2014年〜2017年にかけて実施した。発電所の更新工事は,構造形式だけではなく,更新の範囲,周辺環境等の施工条件によって,施工の困難さが大幅に異なる。また,発電機の搬入や大型車の出入庫の方法など,工事期間中だけの,仮設計画の立案が求められる。秩父発電所では,進入路の拡幅,インクライン施設の増強,赤松発電所では,出入庫スペースの拡大,水圧鉄管更新のための特殊な仮設計画が必要とされた。また,大出取水所は,取水施設としては,1300 m2 と大規模なもので,取水河川の高瀬川の大掛かりな瀬替えを行い,施工中の流入水を抑制し,施設の健全化に高靭性モルタルを適用した。本稿では,今回実施した発電所,取水所の更新工事の内,仮設計画を中心に,特徴的な取り組みを抽出し,報告する。

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