会誌「電力土木」

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建設所だより

日本一の星空の村にある清(せい)内(ない)路(じ)水力建設所だより

 

1. はじめに
 中部電力?では,昨今の環境意識の高まりを受け,再生可能エネルギーの開発をさらに加速させることとし「2030年頃に200万 kW 以上の新規開発」との目標を設定しています。そのような中で,日本一の星空*のある長野県阿智村に昨年 4 月清内路水力建設所を開所し同年 5 月に清内路水力発電所の建設を開始しました。
 清内路水力建設所は,本年 8 月現在,社員 7 名(1 名兼務)と地元採用のアシストスタッフ 2 名の計 9 名で2022年 6 月の運転開始に向けて工事を進めています。

2. 計画概要
 清内路水力発電所は,長野県阿智村清内路と飯田市にまたがる流れ込み式発電所であり,天竜川水系阿智川支流の黒川及び小黒川の標高約1,050 m 付近に 2 つの取水えん堤を造り,最大合計2.50 m3/s の取水を行い,延長約 5 km の導水路により水槽へ導水し,最大有効落差273.12 m により最大出力5,600 kW の発電を行い清内路川へ放流するものです。発電所のすぐ下流には,既設の昼神水力発電所(最大出力8,700 kW)の黒川えん堤があります。(図―1)

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