会誌「電力土木」

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報告 火力

福島天然ガス発電所建設工事における軟弱粘性土地盤の地下 3 次元構造に基づく圧密沈下予測と基礎形式及び設備可とう性合理化検討

 

浅田 直宏

三菱日立パワーシステムズ? 土木建築技術部 高砂土木建築課 主任

西澤 亮総

三菱日立パワーシステムズ? 土木建築技術部 高砂土木建築課 主席

田中 友博

石油資源開発? 相馬・電力事業本部 電力事業推進部 兼 福島ガス発電? 建設部

 福島天然ガス発電所は,福島県・相馬港 4 号埠頭で建設を進めている118万 kW(59万 kW×2 基)の出力/高効率のガスタービン・コンバインドサイクル火力発電所である。発電所敷地の地盤は,不陸のある泥岩基盤の上に圧密沈下を生じる可能性のある粘性土層,その上に中間支持層(砂層),液状化可能性の高い埋立土層で構成される。粘性土の圧密による杭のネガティブフリクション及び基礎の長期沈下に対応するため,杭工事の費用及び工期の増大の回避が課題となった。本報告では,粘性土地盤における発電設備の可とう性を考慮した基礎形式(杭・地盤改良含む)の合理化検討プロセスについて述べる。

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