会誌「電力土木」

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総説

流木の一連のプロセスに基づく,ダム貯水池に流出する流木量の推計

 

小森 大輔

東北大学 大学院 工学研究科 土木工学専攻 准教授

 近年,地球温暖化に伴う大雨の激化が顕在化し,大規模な土石流発生に伴う流木流出による災害被害の拡大が注目されている。今後,災害外力の増大によって洪水や土石流等の大規模化が想定され,流木発生源も含めたより効果的な流木対策を検討する必要がある。そのためには,流木の発生-堆積・再移動-流出という一連のプロセスの理解が重要である。本稿においては,著者の既往研究を基に,日本全国のダム貯水池の流出流木量の特性,および著者が開発した流木の一連のプロセスに基づく流出流木量の推計モデルを概説する。

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