会誌「電力土木」

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報告 その他

熊本地震による阿蘇にしはらウインドファーム風車支持構造物の被災と復旧

 

中山 義紀

電源開発? 土木建築部 土木技術室 室長 博士(工学) (当時:土木技術室 耐震タスク 総括マネージャー) 

志水 伸二

電源開発? 風力事業部 調査役

 平成28年(2016年)熊本地震の本震が発生した際,震度 7 が観測された熊本県阿蘇郡西原村にある阿蘇にしはらウィンドファームの風車支持構造物が被災した。しかし,現行の発電用風力設備に関する技術基準で示される告示波(極稀地震)を用いた耐震設計が適用される前に設計した構造物であるにも関わらず,転倒や倒壊を免れることができた。本検討では,被災した風車支持構造物を対象とした告示波(極稀地震)による耐震性確認や各種調査結果に基づく被災度判定により復旧可否の判断を行い,大多数の風車が補修を経て供用を再開した。本稿では,これら一連の流れについて概要を報告する。

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