会誌「電力土木」

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報告 火力

CCS の経済性評価

 

鳥羽瀬孝臣

電源開発? 技術開発部 茅ヶ崎研究所 土木技術研究室 特任研究員

尾留川 剛

電源開発? 技術開発部 茅ヶ崎研究所 土木技術研究室 リーダー

庄路友紀子

電源開発? 技術開発部 茅ヶ崎研究所 土木技術研究室

 地球温暖化対策は世界の最重要課題と認識され,各国ともに CO2 排出削減目標を定めている。我が国は,2030年度に13年度比26%削減の中期目標とともに,2050年までに80%削減を目指すとの長期目標を掲げている。このような脱炭素社会において,電力の安定供給を図りつつ長期目標を達成するためには,火力発電に CCS(Carbon dioxide Capture and Storage)を付けることが不可欠と考えられる。CCS は,火力発電所等で発生した CO2 を大気に排出することなく分離回収し,圧縮液化して貯留サイトまで輸送し,地中に貯留するものである。CCS に関しては現在,国の実証試験や貯留サイトの適地調査が行われている。2030年頃の CCS の商用化を目指して,CCS の経済性評価を行ったので,その検討概要を報告する。

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