会誌「電力土木」

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報告 水力

通砂機能を有する大型洪水吐ゲート設備の設計と施工

 

川上 馨詞

九州電力? 土木建築本部 総合計画グループ

金岡 正輝

九州電力? 耳川水力整備事務所 ダム計画・工事グループ

佐藤 英一

九州電力? 耳川水力整備事務所 ダム計画・工事グループ グループ長

 山須原ダム改造工事は,既設ダムに通砂機能(上流から流入する土砂の流下を促進させる)を付加することを目的として,既設堤体の一部を切下げ,新設洪水吐を構築後,大型洪水吐ゲートを設置するものであり,平成23年 9 月に工事着手し,令和 4 年 5 月の竣工に向け工事を実施中である。このうち,新設する大型洪水吐ゲート設備については,従来の洪水処理機能に加え,通砂機能が要求されることから,この要求性能を踏まえた諸元,設備構成,設備形式を決定した。また,通砂に伴うリスクに対し,技術的対策を検討し,設計に反映した。
 本稿では,通砂機能を有する新設大型洪水吐ゲート設備の設計と施工について報告する。

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