会誌「電力土木」

　島川原発電所西浦堰堤は，電力土木，No. 398 掲載(以下，既報1))のとおり，近年の集中豪雨への対応や放流操作の合理化を指向し，建設以来80年が経過した鋼製ストニーゲート10門を鋼製起伏堰(ゴム袋体支持式)(以下，「SR ゲート」という)3 門に改良する工事を平成29年 9 月から 2 ヵ年に亘って実施した。2 期工事は，平成30年10月より着手し，平成31年 3 月にゲート及び取水口等を含む全ての改良工事が完成，取水再開となった。本稿では，2 期工事に改造を実施した左岸側に位置する取水口や護岸の設計検討および，施工実績等の概要について報告する。

ホームページ上では、「概要」のみを掲載しております。