会誌「電力土木」

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報告 研究

低周波地中レーダによるトンネル背面の深部空洞探査に関する基礎実験

 

秋山 康之

中部電力? 電力技術研究所 土木技術グループ 構築チーム 研究副主査

北澤 隆一

?ウォールナット 調査部 グループ長

櫻井 友彰

中部電力? 電力技術研究所 土木技術グループ 構築チーム 研究主査

概 要 水力発電所の導水路トンネルの維持管理においては,変状に対する予防保全として,地中レーダ法による背面空洞探査が実施されているが,一般的な探査深度は0.5〜1 m と限られている。より深い位置の探査のためには,電磁波の減衰の小さい低周波レーダが適している一方,波長が長くなるため空洞の探査精度が低くなるという相反関係があり,調査目的や対象に応じた装置の選定が重要である。低周波レーダを用いたトンネル調査事例はほとんどないため,その適用性を把握するために,モデル地盤による探査性能に関する基礎的な実験を行った。
 キーワード:トンネル,背面空洞,地中レーダ法,電磁波法,低周波

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