会誌「電力土木」

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技術情報

遠隔操作無人探査機によるダム構造物水中部の健全性調査システム

 

小笠原 哲也

五洋建設(株) 技術研究所土木技術開発部 担当部長

杉本 英樹

五洋建設(株) 土木本部船舶機械部 専門部長

森屋 陽一

五洋建設(株) 技術研究所土木技術開発部 海上グループ長

概 要 高度経済成長期から整備された社会インフラは,老朽化が進行しており,効率的・効果的な維持管理が急務である。しかしインフラの点検・調査作業は劣悪な作業環境下にあり,特に水深40 m 以上の大水深となるダム堤体のような大型水中構造物では,大水深域での潜水時間が限られ,安全面からも上流面の目視調査は難しい。
 これらの背景を踏まえ,筆者らは遠隔操作無人探査機(Remotely operated vehicle:ROV)を利用した大水深域に適用できる水中調査ロボットを開発した。本稿では2014年度,2015年度に国土交通省が公募した「次世代社会インフラ用ロボット現場検証」に参加し,開発したロボットを実際のダム構造物の点検・調査に適用した現場実証試験の結果について報告する。
 キーワード:遠隔操作無人探査機,ROV,大水深,水中構造物,維持管理

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