会誌「電力土木」

概　要　コンクリートダムの洪水吐や排水路などのコンクリートは，洪水時の流水に含まれる土砂などにより，著しく損傷を受け，表層を削り取られる事例が多くみられるため，補修頻度を低減するなど費用対効果に優れる補修材料が求められている。この補修材料の一つとしてレジンモルタルに着目し，鋼板による被覆と比較して，礫の落下を想定した落下衝撃実験を実施した。その結果，レジンモルタルで被覆した高強度コンクリートは，鋼板により被覆したものと同等かそれ以上に耐衝撃性が向上することを明らかにした。
　キーワード：レジンモルタル，高強度コンクリート，落下衝撃実験，耐衝撃性

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