会誌「電力土木」

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報告 原子力

地震被害を受けたタンク基礎の健全性調査と復旧工事

 

小池 猛雄

東北電力(株) 女川原子力発電所 土木建築部(土木)

門脇 和彦

東北電力(株) 女川原子力発電所 土木建築部(土木) 課長 

尾崎 充弘

東北電力(株) 東通原子力発電所 土木建築課 課課長 (元 女川原子力発電所 土木建築部(土木) 副長)

概 要 女川原子力発電所では,平成23年 3 月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(以下 3.11地震)の影響により,タンク基礎の損壊が確認された。また,タンク本体にも破損が確認され現状では使用不可能と判断されたことから,タンクの取替工事を実施することとした。タンク取替にあわせ,基礎下部の状況調査,基礎本体および基礎杭の健全性調査を実施した。調査の結果,基礎本体および基礎杭は健全であったが,中詰め砂の液状化による中詰め部の破損および基礎下部に沈下による空隙が確認されたことから,復旧工事として中詰め材の復旧および空隙部へのエアモルタル充填を実施した。本稿では,タンク基礎本体および基礎杭の健全性調査と復旧工事の概要について報告する。
 キーワード:タンク基礎,基礎杭,健全度,地震被害,東北地方太平洋沖地震

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