会誌「電力土木」

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報告 研究

フライアッシュコンクリートの耐塩害性に関する研究

 

高野  剛

四国電力(株) 土木建築部 建設資源利用推進グループ グループリーダー

片岡 幸太

四国電力(株) 土木建築部 建設資源利用推進グループ

馬越 唯好

(株)四国総合研究所 土木技術部 主席研究員 工博

概 要 フライアッシュ(以下「FA」)コンクリートは,ポゾラン反応による細孔組織の緻密化により,通常のコンクリートに比べて耐塩害性が高いことが知られている。しかし,公共工事で幅広く使用されている高炉セメントを使用したコンクリートに FA を混和した場合の耐塩害性に関する定量的な評価事例は殆どなく,更なる FA の利用拡大に向けて課題となっていた。このため,高炉セメントを使用したコンクリートに FA を混和した場合の塩化物イオンの浸透抵抗性ならびに鉄筋腐食に対する抵抗性に関する基礎的な試験を実施した結果,普通ポルトランドセメントを使用したコンクリート同様,FA を混和したコンクリートが耐塩害性に優位であることを確認したことから報告する。
 キーワード:フライアッシュ,高炉セメント,耐塩害性,公共工事,コスト低減

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