会誌「電力土木」

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報告 水力

耳川水系ダム通砂に向けた土砂動態計算モデルの構築と活用

 

吉武 宏晃

九州電力(株) 耳川水力整備事務所 流域総合技術グル─プ

吉村  健

九州電力(株) 耳川水力整備事務所 流域総合技術グル─プ 副長

新屋 裕生

九州電力(株) 耳川水力整備事務所 流域総合技術グループ グループ長

概 要 耳川水系では,平成17年台風14号災害による未曾有の災害を契機に,流域全体の土砂の流れを管理する総合的な土砂管理が実施されている(耳川水系総合土砂管理計画:平成23年10月宮崎県策定)。九州電力(株)は,総合土砂管理計画の中心的な位置づけとして,上流から流入する土砂をダム下流に通過させるダム通砂を,耳川の下流 3 ダムにおいて予定している。ただし,ダム通砂に伴い河川の土砂の動きが大きく変化することになるため,ダム上下流の治水・利水・環境への影響に配慮したダム通砂を計画していく必要がある。そこで,本稿では,ダム通砂計画策定の基幹ツールとなる河川内の土砂動態計算モデルの構築・検証,並びに計画策定に向けた本モデルの活用事例について報告する。
 キーワード:耳川,ダム通砂,河床変動計算

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