会誌「電力土木」

概　要　中部電力(株)徳山水力発電所は，独立行政法人水資源機構による多目的ダムである徳山ダム建設事業に発電参加するものである。日本一の貯水容量を誇る徳山ダムは平成20年に既に運用を開始しており，平成21年10月に本体工事に着手した徳山水力発電所建設工事は，運用中の徳山ダム本体，貯水池をはじめとしたダム構造物の近接施工となり，貯水池近傍の導水路トンネル掘削およびダム直下の地下空洞掘削といった厳しい環境下での施工となった。関係各位のご指導の下，徳山ダムに影響を及ぼすことなく主要土木工事を完了し，平成27年 6 月，いよいよ 1・2 号機総合運開を迎える。これを機に，徳山水力発電所の工事概要を過去の報告を取り纏め至近の状況とあわせ報告する。
　キーワード：水力発電所，近接施工，情報化施工，地下空洞

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