会誌「電力土木」

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特集 新エネルギー・再生可能エネルギー その他

ウィンド・パワー・かみす第二洋上風力発電所工事

 

矢嶋 英明

(株)熊谷組 首都圏支店 土木事業部 土木部 東電江東作業所

ウィンド・パワー・かみす第二洋上風力発電所工事は,茨城県神栖市に2,000 kW 級の風力発電所 8 基を施工するものであり,当社はその基礎工事を担当した。本発電所は外洋に面した公海上に設置された風力発電施設であり,基礎形式としてモノパイル方式を採用した点にも特徴がある。
 海上施工に際し,3 年前に同地区南側にてウィンド・パワー・かみす洋上風力発電所 7 基の施工を参考に実施した。今回施工箇所近接の道路脇にある275,000 v の高圧線等の影響を考慮してモノパイル打設に SEP 船を使用した点が大きな特徴となっている。ダウンザホールハンマー工法による障害物撤去工,グラウト接合部における水中不分離性高流動無収縮モルタル「マックス AZ」の使用等,様々な工夫を行って高精度の施工を行ったので,その内容を報告する。
 

キーワード:洋上風力発電,モノパイル,SEP 船,グラウト接合,マックス AZ

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