会誌「電力土木」

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報告 水力

自然環境変化に適応した小規模ダムのゲートレス化(西畑ダム)

 

松尾 憲親

九州電力(株) 宮崎支社 技術部 土木建築グループ長

山崎 崇正

九州電力(株) 耳川水力整備事務所 防災・環境グループ

上村 大作

九州電力(株) 宮崎支社 技術部 土木建築グループ

概 要 

西畑ダムは,新菅原発電所(昭和33年10月運転開始)の取水ダムで,堤高17.8 m,堤頂長45.0 m の洪水吐ゲートを有する第 3 類のダムである。当ダムは,平成19年 8 月台風 5 号による記録的な豪雨により,ダム設計洪水流量を超過し,ダム管理所浸水,ダム管理設備等が甚大な被害を受ける事態が発生した。本工事は,ダム放流能力の確保及びダム管理運用の改善を図るため,既設洪水吐ゲートを撤去し,越流天端の嵩上げと堤頂長を延伸して「越流式(4 類ダム)」とするゲートレス化工事を実施する。本稿では,ダム被災時の状況及びダム改造工事の計画概要について報告する。


 キーワード:ゲートレスダム,嵩上げ,災害復旧,ハイダム

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