会誌「電力土木」

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特集:環境・リサイクル 【その他】 (平成23年 11月号)

キトサン凝集剤の活用による環境負荷低減技術“キトリート”

川又睦

大成建設(株) 技術センター 土木技術研究所
水域・環境研究室 主任研究員

大野剛

大成建設(株) 技術センター 土木技術研究所
水域・環境研究室 副主任研究員

藤原靖

大成建設(株) 技術センター 土木技術研究所
部長

【概要】

 濁水処理システム“キトリート”とはトンネル工事などの建設工事で発生する濁水を自然にやさしいキトサン凝集剤で処理し脱水ケーキを有効利用する技術である。キトサンはカニ殻などから取り出す天然素材であり,キトサンを凝集剤として用いると処理水の放流先に生息する希少な生物や漁業資源への影響を小さくすることができる。本稿ではキトサン凝集剤で濁水処理した後の脱水ケーキを生育基盤材として緑化工事に利用することで,建設副産物のリサイクルを推進できることについても報告する。

キーワード:濁水処理,凝集剤,キトサン,脱水ケーキ,生育基盤材

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