会誌「電力土木」

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特集:環境・リサイクル 【水力】 (平成23年 11月号)

一ツ瀬発電所ダム非常用放流設備改造工事の概要

甲斐泰宏

九州電力(株) 宮崎支社 部長(環境担当)
兼 技術部 水力環境グループ長 会員

村上俊樹

九州電力(株) 宮崎支社 技術部 水力環境グループ 副長 会員

吉武貴則

九州電力(株) 宮崎支社 技術部 水力環境グループ 会員

【概要】

 一ツ瀬川では,昭和38年に一ツ瀬発電所が営業運転を開始して間もなく,濁水長期化が顕在化し,種々の対策を講じてきたが,特に平成17年 9 月の台風14号では,翌年の 4 月末まで約 8 か月間も続いた。そこで,関係機関との約 2 年間の検討の結果,平成20年 6 月に流域一体となった「一ツ瀬川濁水軽減対策計画書(改訂)」がとりまとめられ,中下流域対策として非常用放流設備を活用した早期濁質排除を実施することになった1),2)。本稿は,常用の放流設備としての安全性を確保するために実施した同設備の一部改造工事(扉体,開閉装置の取替え)の概要について報告する。

キーワード:濁水長期化,アーチダム,非常用放流設備,コンジットゲート

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