EPC (Engineering, Procurement, and Construction)

「EPC」は設計(Engineering),調達(Procurement),建設・試運転(Construction)の頭文字です。一般的にエンジアリング事業のワークフローの仕組みいい,EPC事業,EPC契約といった名称で使われています。具体的には,新規産業の発掘や,お客さまへの堤案などを通し,構想段階からエネルギー・プラント事業等,様々な産業分野の建設プロジェクトに入り込み,お客様の多様なニーズに応え設備の設計,機器の調達,建設試運転に至るまでを一括し責任を持って遂行する事業プロセスのことです。


(参考)
  現在では,このEPC事業を発展させマネジメントの機能をお客様に提供するビジネスを拡大させています(EPCm型)。このEPCmの「マネジメント機能の提供」とは,「お客様対コントラクター(請負業者)」という従来の関係でプロジェクトを遂行するのではなく,プロジェクトの計画段階からお客様と共にチームを結成し,EPCの各フェーズにおいて,付加価値の高いサービスを提供するというEPCよりもお客様の側に立ったビジネスモデルです。このEPCmを更に進め,プラントの事業計画から建設,そして運転・保守,更に解体・撤去に至るまでのライフサイクル全体に亘ったサービスを提供していくビジネスを展開し始めています。こうしたビジネス事業を「プラント・ライフサイクル・エンジニアリング(PLE)」と呼んでいます。具体的には,お客様に対する以下の切り口からサービスの提供に取り組んでいます。

 ・そのプラントを中核としたビジネス全体のコンサルティング
 ・どんな原料を用いるのかに関するコンサルティング
 ・使用するプロセスのご堤案
 ・プラントを運転,保守・保全サービスの提供
 ・プラントで生産された商品や中間製品をどのように販売するかのチャネルの確立
 ・プラントの収益向上を目的としたコンサルティング

  「EPC」から「EPCm」,そして「PLE」へ,お客様に必要とされるソリューションを提供できるエンジニアリング事業が,新たな世界に踏み出し始めています。

参 考 文 献



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