会誌「電力土木」

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特集〜保守・管理 水力

AE 法を用いた洪水吐ゲートワイヤロープ点検装置の開発

 

三 田 翔 平 関西電力? 再生可能エネルギー事業本部 水力エンジニアリングセンター 国内水力グループ
坂 尻 博 章 関西電力? 再生可能エネルギー事業本部 水力エンジニアリングセンター 丸山・笠置発電所改良工事所 所長代理
谷 上 雅 人 ?KANSO テクノス 土木技術部 土木エンジニアリンググループ リーダー

 関西電力では,ラジアルゲートの開閉用ワイヤロープについて,潜水士による水中部点検を 3 年周期で実施している。また,使用開始から15年経過したワイヤロープは,素線切れの進行速度が急速に早まる傾向にあることから,点検周期を短縮し素線切れの進行状況を確認している。しかしながら,潜水作業は危険を伴うため安全性に問題がある。また,水中部での点検作業は作業性が悪く,1 日の実施門数が限られるため,コスト面に課題があった。本報では,非破壊検査手法である AE 法に着目し,ラジアルゲートの開閉用ワイヤロープへの素線切れ評価の適用性について,2020年度〜2021年度の 2 か年に亘り検討した結果と開発中の AE 計測装置(特許出願済)について報告する。

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